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ロボットをもっと身近に!労働人口問題の解決を目指す!        KiQ Robotics株式会社 滝本代表

2020.07.28

KiQ Robotics株式会社 代表取締役 滝本 隆(たきもと たかし)

 

1 貴社の簡単なご説明(事業紹介・自己紹介)をお願いします

「誰でも手軽に利用できる産業用ロボット」の研究・開発を行っています。これは、スマートフォンのような簡単な操作で、「運ぶ」「組み立てる」などの様々な作業を自動的にやってくれる産業用ロボットです。このロボットは、独自開発した柔軟ハンドや複数の3次元センサを搭載して、周囲の状況を自動的に判断して動作します。

 

2 この会社を立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?

九州工業大学での研究成果の活用を主な目的として、大学発スタートアップ企業として2019年4月に設立しました。共同創業者の西田に「ロボットの会社を創らないか?」と持ちかけられたのが、創業のきっかけです。西田とは8年ほど前から共同研究なども行っており気が知れた関係でもあったので快諾しました。

それまで私は、北九州高専発ベンチャーの「ネクストテクノロジー」という会社を創業して活動していました。この会社は、北九州地域の会社の技術的な課題解決のお手伝いやコンサルティング事業を行っていました。新しい技術の展開で成果を上げていたのですが、会社の成長という面では着実に進めていました。一方で、「新技術で短期間に急成長するスタートアップ」に対する興味が強くなってきていました。ちょうどいいタイミングで西田に声をかけたもらったように思います。

 

3 貴社の主力製品・サービス、特にアピールしたい特徴などを教えてください。

柔軟ロボットハンドと三次元センサを一体化したロボットシステムを開発・販売しています。これは、対象を包み込む柔軟ハンド、認識を行う三次元センサ、自律動作コントローラを統合した汎用性の高いロボットシステムです。また、このロボットシステムは、例えば生産現場での単純作業を見せて学習させると、機械内の頭脳がその動きを自動で認識して同じ作業をするようになるというインタフェースを持っています。今まで人間の「手」の動きを代用していたロボットに「目」と「頭脳」の機能を持たせたロボットをイメージしていただくといいかもしれません。

従来のロボットハンドは扱う対象物に合わせて手先の形状を変える必要がありました。丸いものを掴むときはそれに最適の手先、細いものを掴むときはそれに適した手先といったカタチのハンドを準備します。弊社で扱う汎用ロボットハンドは、手先がビーズクッションのような柔軟構造になっており、対象物の形状に合わせて手先の手先の形が変わるため手先形状の変更が必要ありません。

 

4 その製品・サービスは何をきっかけに生み出し、どのようにしてできたのですか?

九州工業大学での研究開始当初は、様々な現場での人手不足に関する問題はAIによって一気に解決するかのように思われましたが、ロボットやそのハンドの機能が低いことが、世界中の自動化の大きな障害になっていることを発見しました。そこで、ロボットハンドの汎用性を高める研究を開始し、2013年には、磁力で硬さが変わるロボットハンドを発明しました。また、ユーザからの要望から、柔軟ハンドを有効に動作させる三次元センサアプリケーションの研究を開始しました。

 

5 その製品・サービスを通じてどのような課題を解決していきますか?

どの業界でも課題になっていることですが、特に北九州の製造業界隈では人手不足が深刻な問題となっています。その問題解決としてロボットの活用が推進されていますが、実状は導入コストの高さや導入後の使用性の複雑さによりまだまだ普及しているとはいい難い状況です。わたしたちのロボットシステムが目指すのはだれでも簡単に扱え、導入も比較的に簡単にできるという手軽さです。弊社の汎用ロボットハンドをはじめとする自動化ロボットシステムを上手に業務に活用いただくことによって労働人口減少問題の解決を図りたいと考えています。

 

6 貴社が「北九州で事業を行う理由」を教えてください。

北九州が好きということもありますし。「ロボットのまち北九州」の実現したい!という想いがあるからです。

 

7 起業家として大切にしている事を教えてください(理念・信念)

常にチャレンジすることだと思っています。綿密な事業プランの作成やマーケットリサーチなども確かに重要ですが、先んじてやってみる、行動してみるということが何より大事かなと考えます。

 

8 今までで苦労したことを教えてください。(事業、経験など)

現在含めになりますが、資金調達には苦労しています。ロボットの開発にはそれなりの費用・期間がかかりますので、それらをいかに確保するかは課題ですね。会社を立ち上げた当初は西田と2人しかいませんでしたから、慣れない事務作業や事業計画の作成なども苦労したように思います。

 

9 今後、事業をどのように成長させていきたいですか?

  いま考えていらっしゃる「ゴールイメージ」をお聞かせください。

I P O(新規公開株)を目指しています。産業用ロボットが街の中に自然と溶け込み、日頃の生活により身近な存在になるといいなと思っています。「リアルロボットの街、北九州」ではありませんが、そういう姿になるといいなあと考えています。

 

10 読者に伝えたいことがあればお書きください(事業パートナー・投資・これから起業する方・スタッフの募集など)

COMPASS小倉はつながりがつくりやすい場所ですし、起業をしようとしているひとにとって大きなメリットがあると思います。色んな分野で色んなことをやりたいというひとが集まっているのでいい刺激になるはずです。